母乳育児が思い通りに行かないときは | 助産師 松好 和恵さんからのアドバイス

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助産師 松好 和恵さんからのアドバイス

2019.01.15

母乳育児が思い通りに行かないときは


母乳を飲んでいたのに、
ある日突然飲まなくなった、
ミルクの方が好きになったのかもしれない。

こんな悩みを持って、
サロンへ来るママさんがいます。

おっぱいをあげようとしても、
遊びながら少ししか吸わず、
終いにはギャン泣き。

ミルクをあげると、喜んでゴクゴク飲む。


何だかミルクに負けたような敗北感。

自分を拒否されたような淋しさ。


母乳が足りないのかな、
美味しくないのかな。

自分を責めているママさんもたくさんいます。


赤ちゃんは、体は小さいですが、
しっかりと自分の意思を示します。

おっぱいを飲まない理由も、
人それぞれ違います。

飲みたくない理由が、
何かあるのです。

無理矢理飲ませても、
ギャンギャン泣いて、
授乳の時間が辛くなるだけです。

ママができることは、
まず赤ちゃんの欲求を満たし、
自分ができることをやってみること。


ミルクを飲んで、少し落ち着いてから
母乳を飲ませるのもOKです。

お腹が空きすぎていると、
パニックになっていることもあります。

ミルクの後に母乳という
従来の順番の逆をしてみると、
落ち着いて母乳を吸ってくれるかもしれません。

また、詰まりがあると、乳首が硬くなり、
吸いにくくなります。

授乳前に、乳首のマッサージをして、
柔らかくすると、吸いやすくなります。

生理が始まり、ホルモンの影響で
母乳の味が変化している時も、
泣いて訴えることがあります。

原因がわからない時も、もちろんあります。

私が伝えたいのは、
どの赤ちゃんも、
ママが嫌いで泣いているわけではありません。

どんな自分でも、受け入れてくれる、
ママが一番大好きなのです。


「こんなはずではなかった」

自分の理想の母乳育児ができない時があります。

思い通りに行かないのは、人生と一緒。

どんな時も、
ママが笑顔になれる選択をして欲しいなと
思います。
 

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