脳はいくつになっても鍛えられる | 薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

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薬学博士 竹内久米司さんからのアドバイス

2018.11.18

脳はいくつになっても鍛えられる

科学的栄養学 No.11

脳はいくつになっても鍛えられる



人の脳の大きな特徴は額が大きいということ。

額の奥には「前頭葉」と呼ばれる領域がある。

人の脳ではここがよく発達していて、大脳新皮質の実に40%を占めている。

原人(ピテカントロプス)やゴリラの前頭葉は実に小さい。

前頭葉の役割は、情報処理を行い、結果をアウトプットすることにあります。

つまり、知性脳の主役ということ。

前頭葉のハタチは25歳からだという説がある。

私は前頭葉の成人式は30歳と考えている。

ただし、例外もあります。


ニュートンは25歳までにあの有名な万有引力の法則の発見や他にも数々の業績をのこしている。

ニュートンの前頭葉は他人よりも早く発達していたのかも。


また、ある研究によれば、情報の蓄積量が最大になるのは50歳代、情報処理能力が最大になるのは60歳代であるという。


この説には私も同感。

私のこれまの著作6冊や、医薬品開発で大きな成果を出せたのも60歳代のときである。

脳の発達についてはまだまだ分からない点が多くあるが、すくなくともいえることは「人間の脳はなかなかしぶとい」ということ。


認知症や血管の老化予防しさえすれば、最も長寿になれる臓器ともいえる。


それは、脳はいくつになっても鍛えられるということでもあるのです。
 

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