2019.03.13
ブロッコリは野菜の王様
脳科学的栄養学 No.41
ブロッコリは野菜の王様
アンチエイジングやスマートイジングで大切なのは抗酸化対策であることはみなさま周知のとおりです。
抗酸化力の視点で食材を選ぶなら、
魚の王様は「サケ」、
果物の王様は「リンゴ」、
野菜の王様は「ブロッコリー」
です。
「サケ」のアスタキサンチン(身の橙色の色素)の抗酸化力はビタミンEの約500倍、トマトのリコピンを上回る。
「リンゴ」は皮つきのまま食べれば、プロシアニジン(肥満予防)、アントシアニン(高血圧予防、視力改善)、エピカテキン(抗酸化作用)などのポリフェノールが豊富なうえに、ビタミンCや食物繊維もたっぷり。
「ブロッコリ」中の硫黄化合物は体内でスフォラファンという物質に変化しますが、これは発がん物質のデドックス効果や、がん細胞の成長を抑制する酵素を活性化させることなどが報告されています。
さらに他にもカロチン、ビタミンCやイソチオシアネートなど、200種以上のフィトケミカルが含まれるまさに野菜の王様なのです。
ブロッコリの調理にはビタミンCを壊さないよう茹でる時間は短時間がベスト。
さて、ブロッコリーの価値観が変わった私の体験があります。
自宅の食卓のわきにはいつも1冊の「ビジュアル食品成分表」をいつでも手に取れるようにおいてます。
それは、目新しい食材が食卓に並んだ時に、すぐに成分表で確認するためです。
これは私の「食の講座」で受講生にもそのようにすることを説いてますので、いつしかそれが習慣になったもの。
ところで、江戸っ子くめちゃんの私にはブロッコリーはどうにも好きになれない野菜でした。
しかし、あるとき、何気なく見ていた野菜の成分表でブロッコリーが目に留まり、まさに、「ブロッコリーは野菜の王様」と気づいた瞬間から私の脳はブロッコリー大好き!モードに切り替わったのです(^_-)-☆。
人間関係でも、同じですね。
嫌な奴だと思っていたのに、ある感動的なエピソードを知った瞬間から「いい人だなあ」といっぺんに評価が変わって好きになるってことありませんか。
思考のフィルターが変わると感じ方も評価も変わります。
そんなわけで、以来、外食のときにメニューに迷ったら、ブロッコリーをはじめこれら抗酸化力の王様食材が使われているものを選択することにしているんです。
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