2019.08.03
リハ職の労働生産性向上 [リハテーラー横浜都筑代表の日記(アメブロ)]
横浜市都筑区にあるリハビリテーションデイサービス「リハテーラー横浜都筑」の池畑です。
題名は「リハ職の生産性向上」
いきなりですが、不可能です・・・(笑)
最低賃金の引上げのために労働生産性を上げよう!という時代の風潮ですが、
単位制をとっており、バリバリ属人性の高いリハ職は、効率良く行うことはできませんから、
生産性の向上は到底無理です。
強いて言うのであれば、書類など間接業務を効率化するということくらいですが、
労働生産性の向上など直結するものではありません。
賃金を上げる=労働生産性を上げる
という計算式ですから、
労働生産性が上がらない=賃金が上がらない
という業界の図式は当たり前と言えば当たり前の結果です。
そして、前回の参議院選挙では理学療法士の業界団体からの擁立候補が
「リハ職の待遇改善」ということを大きく掲げて、戦いましたが、残念ながら落選・・・。
診療報酬の増加=同じことしても売り上げが上がる=労働生産性の向上
まあ、リハに関わる診療報酬が上がったところで、リハ職の給与が上がるわけではないですからね・・・。
診療報酬を上げることはとても難しいことですが、1%上がったとしても、給与1%上がるわけでもないですし、
仮に1%上がっても、年収400万円が年収404万円になるだけで、飲みに行ける回数が月に1回が増えるくらいです。
ハーバード大学の研究では、年収800万を超えると、幸福度が上昇しなくなり、
人間関係などが幸福感に大きな影響を及ぼすとされています。
すなわち、800万円までは、所得の増改に応じて、幸福度が増していくのです。
もちろんお金が全てではありませんが、お金は重要なのです。
表面的なところを見て、給与が安い、将来が不安と嘆いていても何の解決にもなりません。
物事の本質を見ていく必要があるわけです。
次回はその本質について書いていきたいと思います。
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