日本の母の姿に感動！！ | ぐるっとママの社長のブログ

皆さんはお若いから、日本の母と書くとピンと来ないかもしれませんが、私は私が追い求めていた「日本の母」の姿と出会いました。

ぐるっとママ懸賞作文の入賞者の方、全員にお会いし始めたのが10月末です。１２月のはじめに受賞者の最後の方にお会いしました。

銀賞を受賞された方は山形県天童市に住んでおられるます。東京から山形新幹線で３時間半、天童駅に着きました。天童市は将棋の街で有名ですが、サクランボやリンゴなど果物が豊富に採れる地方です。

彼女の作文は第三子の分娩時に子宮がんが見つかり、出産後の入院生活の上での経験した心情がつづられています。

詳しくはコチラhttps://www.gurutto-mama-shonan.com/detail/1363/news/awards-8111.html

暫く歓談した後に彼女の実家がすぐ近くにあり、リンゴ農園をされているという事で図々しくもそこに行ってきました。

リンゴが収穫され、出荷を待っている小屋の前で話をしているとトコトコトコと不思議な車がやってきました。

なんとも可愛いおばあちゃんが運転していました。
 
今年、88歳のおばあちゃんはちゃんと免許更新してトラックを運転していて認知症のテストでは85点だそうです（これはすごいそうです）

公道は走らずに農道とリンゴ畑だけだそうです。このトラックはリンゴの木の下で作業しやすいように屋根を外しているそうです。
 
足腰もしっかりしていて終始笑顔で働くことが何より好きだそうです。とてもとても素敵でした。

今回の作文を受賞した方は孫にあたります。

作文を読んでいただけるとわかるのですが、出産日にもなっても生まれる様子がないため帝王切開で産んだ。ところが、出産日になっても赤ちゃんが生まれることが出来なかったのは子宮口に癌がありそれが邪魔をしていたからだったのです。

話は戻るのですが、おばあちゃんの涙は見たことがなかったそうです。しかし、孫が癌だったと聞いた時に涙を見せたそうです。

今も昔も女性は強いですが、このおばあちゃんに見るように不動の強さを昔の日本の女性は持っているように思います。これは「おしん」に代表するように厳しい環境の中でも他人への思いやりを忘れず、厳しさを耐え忍ぶ忍耐力。

そこに包む込むような愛の力が加わる。おばあさんの姿にその姿を重ね、感動しました。