赤ちゃんが乳首を噛むときは | 助産師 松好 和恵さんからのアドバイス

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助産師 松好 和恵さんからのアドバイス

2019.07.08

赤ちゃんが乳首を噛むときは

赤ちゃんがおっぱいを吸う時、
全力で吸いつきます。


こんなにも力強く吸うのかと、
初めびっくりするかと思います。


1日に8〜10回吸われると、
デリケートな乳首は、
傷ができて、
痛みが出ることもあります。


赤ちゃんが噛んだり、
引っ張ることもあります。




めっちゃ痛いのですが、
噛んだり引っ張ることには、
実は大切な意味があるのです。




1mmの乳腺の中で、
何か詰まると、
乳首は少しづつ硬くなり、
赤ちゃんにとっては、
吸いにくくなっていきます。


赤ちゃんは、ふわふわで、
柔らかい乳首の方が
簡単に飲めるからです。




吸いにくいなあ、
硬いなあと思うと、
飲みながら噛んだり、
引っ張って、
何とか解消できないかと、
メンテナンスしているのです!




ママにとって噛まれることは、
痛くて辛いことですが、
赤ちゃんは、噛んだり引っ張って
おっぱいを治そうとしてくれているのです。




捉え方を変えると、
「何て賢い子なんでしょう」


こう思えるようになります。




おっぱいが詰まると、
大きなしこりができて、
痛くなったり、高熱が出て、
乳腺炎になることもあります。

痛みや熱が出る前に、
もし赤ちゃんが乳首を噛んだり引っ張る時は、
一度助産師にみてもらうと、
ママは安心ですね。


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