乳首の傷予防 | 助産師 松好 和恵さんからのアドバイス

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助産師 松好 和恵さんからのアドバイス

2019.11.21

乳首の傷予防

おっぱいを赤ちゃんに吸われて、切れたり赤くなったりと、傷ができた経験はありますか?

 

3時間毎に、吸われて、傷が治る間もなくて、かなり痛みます。

 

傷ができると、母乳をあげることが苦痛となりますね。

 

それでは、なぜ乳首に傷ができるのでしょうか?

 

自分の乳首を触ってみてください。

 

硬くないですか?

 

母乳が溜まってくると、乳首も硬くなります。

 

硬いまま吸われると、乳首の伸びが悪く、結果、負荷がかかり傷ができます。
 

赤ちゃんにとっては、耳たぶくらいに柔らかい乳首が、一番飲みやすいのです。

 

乳首の傷予防には、授乳前の乳首マッサージが効果的です。

 

乳首の付け根に、親指と人差し指でCの字をつくり、指と指の腹を合わせます。

 

1箇所3〜4回合わせて、違う場所に移ります。

 

指を合わせていると、ジワジワと母乳がにじんできます。

 

力加減は、優しく、痛みを感じない程度にです。

 

全方向から、マッサージします。

 

1〜2分すると、乳首は柔らかくなります。

 

このひと手間を授乳前にすることで、傷を防ぎ、痛くなく授乳をすることができますよ。

 

乳首が柔らかいのに、痛みがある場合は、詰まりなど他の原因が考えられます。

 

その際は、お近くの母乳外来、開業助産師にご相談くださいね。

 

本当は楽ちんで、楽しい母乳育児。

 

多くのママさんが笑顔でいられるよう、これからも支援します。

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