愛ある食卓 | 保育・食育のプロ 長野眞弓さんからのアドバイス

子どもたちに愛ある食卓を提供し賢さと逞しさを育みます

保育・食育のプロ 長野眞弓さんからのアドバイス

2018.11.02

愛ある食卓



ある人が私に言った。

「最近牛乳飲ませたくないという保護者が多くなり、困っている。
公立園では120人以上のお子さんに対応しているので、
個別対応は、アレルギーなど医師の指示のあるものと宗教的理由のみとしています。」と。

私は、こう言った。

「まず、公立園さんこそ、
何故そんなに沢山の保護者が子どもに牛乳を飲ませたくないと言い出したのかについて、
学んでほしいんですね。

そして、多種多様なご希望に合わせて給食の個別対応に向かう方向性を持って欲しいですね。

森の保育園は、玄米ビーガン給食ですが、白米を希望される方には白米を出していますよ。
豆乳によるおやつですが、牛乳を希望される方には牛乳を提供して来ました。

これからも肉や魚も出して欲しいと言われたら
経費可能な範囲で、保護者負担も可能なら提供して行く姿勢です。」


その人が、びっくりして言った。

「えーっ、森の保育園さんは、牛乳や肉、魚も希望すれば出すんですか?
そんなこと絶対にしないと思っていました。」

私は言いました。

「何が何でもこの給食の範囲でと、 
頑なに保護者の希望に耳を傾けないのは
公立園さんの方ですよ。

森の保育園の給食は、
数々の保護者の方々のご意向に耳を傾け続けた結果
創り上げられました。
もちろん応えらないご意向もありましたがね。

ただ、保護者の方々は沢山の本や知識を持って私たちに問い合わせて来てくださいました。
それらを真摯に受け止めて聴いて学び調べて実践した結果が、この献立です。

今もこの献立は成長し続けています。

要するに森の保育園の給食は、
保護者の皆さんと共に創り上げて来た歴史であり、文化であり、正義なんですよ。」

指導の人が言いました。

「私たちは、あくまで、医師の指示と国の基準に従っているだけですから。」

私は、心の中でこうつぶやいた。

「あなたは、医師と国に従うために働いているのですか?
 医師と国の出した結果が二人に一人ガンなのに?
 今こそ、トップダウンなんて古い衣を棄てて、
 医師や国と対等に議論して、
 何が子どもたちにとって最善なのかを探していくときじゃないですか?」

日本の子どもたちが、賢く逞しかった頃の食を思い出して、原点に帰りたいと保護者たちはお願いしているだけかもしれません。

食べた物は一年かけてその子の60兆個の細胞に影響して行きます。1年後、10年後、20年後に影響して行く。

食事についての相談は、とても大切な事です。

忙しいから、大勢いるからと十把一絡げにしないで、丁寧に意向を聴いて個別対応して行きたい。

牛乳を子どもに飲ませたく無いと言う保護者の理由は100通りもあります。。・°°・(>_<)・°°・。


森の保育園は、何故ビーガン給食なの?

とよく聞かれますので、箇条書きでご説明いたします。

*低体温やアレルギー改善。

*家庭での食事が野菜不足しているから。

*1日一食でもビーガン給食にすると
    消化に優しいので、代謝が上がり
    免疫力が向上し、デトックスが促進されるから。

*人間の血液は、PH7.35?7.45弱アルカリ性が理想。
    血液のPHは、食べたもので決まる。
    今の家庭では酸性食品(動物性食品や精白され物)        
   が多いので、保育園でアルカリ性食品のみを
(豆、ゴマナッツ、海藻、野菜、きのこ、芋、玄米)
   を提供しバランスをとっている。


私にとって、
ビーガンは、食べ方では無く、生き方です。
ビーガンは、ある食べ方への決意では無く
優しさと品性までの道のりです。
 

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