弱さを誇る! | 保育・食育のプロ 長野眞弓さんからのアドバイス

子どもたちに愛ある食卓を提供し賢さと逞しさを育みます

保育・食育のプロ 長野眞弓さんからのアドバイス

2018.11.19

弱さを誇る!


誰かに頼りたい
でも、誰にも頼れない
という子育てをしている人はいませんか?

人は皆、無意識に完璧を目指します。

完璧な親なんて
世界中さがしてもいないはずなのに
完璧な親になろうとして、
毎日自分を責めて落ち込んでいます。

私もずっとそうでした。

しかし、
神様は、
幼い頃から、私に試練を与えて私を弱くしました。
幼児期に二回熱湯を被り全身大やけど
小学生時代は、ケロイドだらけの肌を気持ち悪いと
言われたり、仲間外れにされたり
背も低くスタイルも悪く、声にも特徴があり
馬鹿にされ笑われる中
自己肯定感の低い人間になりました。
しかし、そんな生い立ちの中でわたしは沢山の愛と
出会いました。

愛はローソクの光のように
暗闇の中でこそ、その存在に気づく。
愛は、焚き火の炎のように
凍える時にこそありがたく。

今もまた難病となり
どれほど祈り努力しても
癒されない身体と向き合う試練の中にいます。

しかしいつからか
私は、完璧を目指すことをやめて
むしろ自分の弱さを誇ろうと思っています。

私は、これまで自分の弱さ愚かさ至らなさを
情けなく思いつつ
努力を重ねて、少しでも優しく賢くたくましくあろうと歩んできました。

しかし、自分の弱さ愚かさを無くし完璧になる事の
リスクを知りませんでした。
人が完璧になったら、愛が不必要になっていきます。

誰かを助け導くことは出来ても、
誰かに助けてもらう事や導いて貰う事は少なくなっていくのです。

誰かに頼りたい
でも、誰にも頼れない
という子育てをしている人はいませんか?

自分の弱さ愚かさを認めて
むしろその自分の至らなさのおかげで
沢山の愛と奇跡に出会えるのだと
試練を誇りに思う生き方があります。

完璧でないことが感謝で
弱く、愚かで、至らなく、情けない自分だからこそ
愛に繋がっていくのです。

愛はカーナビ、地図、羅針盤のように
完璧な人には、不必要なのです。
愛に自分の目的を伝える。
愛は、導く。
道を閉ざされたり、道を間違うと、愛が働く

お母さんたち!
完璧な親なんていないのです。
無意識に完璧な親という
目的を持って子育てをしている事に気付き
むしろ
自分の弱さ愚かさを認めて、
子育てという長い道のりに、
夫婦で愛という羅針盤を持つこと

自分が弱い時にこそ
愛が働いている事を感じてください

健康な人に医者が不要なように
完璧な人には、愛が不必要なのです。

愛は、弱い人、悩み苦しむ人、貧しい人、病んでいる人、罪深い人のために
在ります。

親が弱く愚かだからこそ
子どもたちが、愛に出会うのです。

だから
むしろ喜んで自分の弱さを誇ろう!
 

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