ゲーム脳を知っていますか? | 保育・食育のプロ 長野眞弓さんからのアドバイス

子どもたちに愛ある食卓を提供し賢さと逞しさを育みます

保育・食育のプロ 長野眞弓さんからのアドバイス

2019.12.16

ゲーム脳を知っていますか?

ゲーム脳の状態を発達障害と診断されている子ども達がいます。

小さい子ども達に、テレビゲームスマホを与える事は
お勧め出来ません。。・°°・(>_<)・°°・。

テレビゲーム・携帯電話のメール入力
パソコンといった電子機器の操作が人間の脳に与える悪影響を
家庭内から、排除すると別人のように
人格が改善される場合があります!

ゲーム脳(ゲームのう)とは、

日本大学文理学部体育学科教授で
脳科学者である森昭雄が、
2002年7月に出版した
著書『ゲーム脳の恐怖』(NHK出版)において
提示した前頭前野のβ波が
低下した状態を表す造語である。

マスメディアや教育者に支持され話題となったが、
その後、様々な研究者などから批判され、
疑似科学(ニセ科学)ともいわれた。

ここでいう「ゲーム」とは狭い意味で
コンピュータゲームに限定した用語であり、
将棋や囲碁などのボードゲームは含まない。

森は、独自開発の簡易脳波計で
ゲーム中の脳波を測定する実験によって
「テレビゲーム・携帯電話のメール入力
パソコンといった電子機器の操作が人間の脳に与える悪影響」を見出したと主張している。

ここでいう「脳に与える悪影響」とされるものを
象徴的な言葉で表現したのが「ゲーム脳」である。

ゲーム脳による障害は、

ゲームに熱中し、
利用時間などを自分でコントロールできなくなり、
日常生活に支障が出る病気です。
WHO(世界保健機関)では新たな病気として
2019年5月に国際疾病分類に加えました。

ゲーム障害の患者数は、
はっきりとわかっていませんが、
厚生労働省の調査では、
「ネット依存」が疑われる人は
成人で推定約421万人、
中高生で約93万人(2017年)
いると推定されています。

私たちの行動は
脳の前頭前野と大脳辺縁系によって
コントロールされています。
前頭前野は主に「理性」をつかさどり、
大脳辺縁系は「本能」「感情」を
つかさどっています。

通常は前頭前野の働きのほうが優勢ですが、
ゲーム障害が起きると、
前頭前野の働きが悪くなり、
大脳辺縁系による「本能」「感情」に支配され、
依存状態から抜け出すのが難しくなってしまいます。

ゲーム障害の患者さんの脳では、
ゲームを見ると脳に異常な反応が見られます。
これは、アルコール依存やギャンブル障害の患者さんでも確認できる同様の異常反応です。

脳に異常な反応が起こると、
「ゲームをしたい」「遊びたい」などの
衝動的な欲求に襲われ、
ますます依存状態から抜け出せなくなります。

このような依存状態が続くと、
「理性」をつかさどっている
前頭前野の機能が低下し、
ゲームに対しての欲求が
さらにエスカレートしていきます。

とくに未成年者では、
前頭前野の働きが十分に発達していないため、
ゲーム障害が起こりやすく、
将来にわたって影響が続く
可能性があると考えられています。

ゲーム障害で受診した
9歳〜46歳までの患者さんに起きた問題を調べた所、59%が「欠席・欠勤」、
33%が「引きこもり」に、
76%が「朝起きられない」、
60%が「昼夜逆転」が起きていました。
また、
そのうちの12%は「退学・放校」、
7%が「失職」するなど、
日常生活に支障を来たしています。

さらには、
51%が「物にあたり、壊す」、
27%が「家族に対す暴力」といった、
問題も起きています。

ゲームよる問題が発生した場合は
医療機関に支援を求める必要がある場合もあります。

COMMENTコメント

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してぐるっとママ横浜は一切の責任を負いません