子どもの声を聴いていますか? | 子ども家庭福祉専門家からのアドバイス

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2022.05.07

子どもの声を聴いていますか?

5月5日はこどもの日でしたね。みなさんはどのようなこどもの日になったでしょうか?
こどもの日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」となっています。

こどもの人格を重んじるということには、子どもの権利を守るということがあります。
今日は子どもの権利について考えていきたいと思います。

子どもの権利条約について知っている人はどのぐらいいるでしょうか。
実は、子どものための法律である「児童福祉法」は子どもの権利条約が土台となって改正等が行われています。

子どもの権利条約は「児童の権利に関する条約」とも呼ばれ、1989年に国連で制定され、日本は1994年に批准(条約を守ると決める)しています。

子どもの権利条約に関してはユニセフ:子どもの権利条約をご覧ください。

この条約の12条に「子どもの意見表明権」という権利があります。
どんな小さな子どもでも、どんな状況に置かれている子どもでも、それぞれの子どもには意見があり、それを表明していいという権利です。

みなさんは子どもの声を聴いていますか?
子どもたちはたくさんの意見を持っています。私たち大人が聴くことができているのはどのぐらいでしょうか。

里親家庭で生活することになった子どもたちは多くの場合、これまで自分の意見を表明していいと思う中で生活してきていないことがあります。
里親家庭でなくても今地域の中で生活する子どもが自由に意見を表明できているかといわれると私はそうではないと感じます。

「これがしたい」
「こんな夢がある」
「将来どうなりたい」
「ここを改善してほしい」
「これが嫌だ」

など、
子どもの声を聴くことは、日本や社会全体で大人がもっと真剣に取り組んでいくべきことだと、今年のこどもの日に思いました。

是非、こどもの日の意味を考えるとともに、ご家庭や地域で子どもの声に耳を傾けてみてください。

 

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