2023.03.28
「住宅の燃費性能」考えたことありますか?!
こんにちは、住まいるサポートの武藤です。
今年度があっという間に終わり、もうすぐはじまる新生活、新学年を楽しみにしているお子さんも多いでしょうね!
さて、今日は、「燃費」のお話です。
「燃費性能」と聞くと、何を思い浮かべますか? 多くの方は、「車」🚘ではないでしょうか。「住宅」について思い浮かべた人はどれほどいるでしょうか。
私たち日本人は、車を買うときにはその燃費性能について念入りに調べますが、家を建てるときには、住宅の燃費性能を気にする人は、ほぼいません。
しかし、「住宅の燃費性能」を考えることは、とっても大切なことです。
車は3年〜5年程度で買い替える人も多いですが、家を購入する場合は、基本的には30年、50年と住み続けるものですよね。その年月の長さから言っても、車よりもずっと燃費性能を気にするべき買い物ですよね。
この「住宅の燃費性能」は、気密や断熱のレベルに大きく左右されるので、「燃費性能」を意識する際には、「気密・断熱性能」にぜひこだわっていただきたいと思います。
そのことをもう少し詳しくみていきます。
ここでまず、燃費性能の基本的な考え方についてみていきたいのですが、光熱費を下げ、燃費のいい暮らしを送るために、、、と考えた際、日本ではなぜか「省エネ設備の導入」に力を入れてしまいます。
例えば「太陽光発電を載せよう!」とか、「給湯器を最新のもにしよう!」など、省エネになる設備を取り入れがちになります。
設備の分だけコストはかかりますが、「せっかく新築するなら省エネ住宅にしよう。最初に設備投資のお金がかかったとしても、後々の節約になるから」というわけですね。
もちろん、これも正しい考え方で、たとえ最初にコストがかかったとしても、あとあとの省エネで節約できるメリットがあります。
ところが、設備の場合には落とし穴があります。
せっかくお金をかけて設備投資しても、一般的に機械設備は15年程度で更新が必要になってしまいます。残念ながらその時点で、もう無価値になってしまいます。
そしてまた、買い替えで費用がかかってしまう。確かに省エネはできても、長く住み続けて省エネを継続するためには、繰り返し設備投資しなければならないわけです。
では、燃費性能を高めるためには、結局はメンテナンスや買い替えを覚悟したうえで機械設備を導入するしかないのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません!設備ではなく、住宅そのものの躯体(床、壁など構造を支える骨組み)性能を高めればいいのです。
それが、高気密・高断熱住宅です。
高気密・高断熱住宅と省エネ設備との耐用年数を比較してみれば、その差は歴然としています。
窓や断熱材の断熱性能や気密性能ももちろんある程度の経年劣化はありますが、機械設備と違って、30年から場合によっては60年以上にわたりその基本性能は維持されます!
初めにコストをかけたとしても、光熱費の削減分でそれを取り返していけるのです♪
もう少し分かりやすく、住宅をバケツにたとえてみましょう。次の図をご覧ください。
もし、穴の空いたバケツの中の水位をあげたいのであれば、どうすればいいと思いますか?もちろん、「B:バケツの穴を塞ぐ」ですよね。
もしこのバケツが、住宅だったらどうでしょうか。そして、水を暖房による熱だとイメージしてみてください。気密・断熱性能を高めない住宅は、穴の空いたバケツと同じです。
そして、その状態のままで一生懸命に部屋をエアコンで暖めたり冷やしたりしても、そのエネルギーは水のように漏れていってしまいますよね。
バケツの水位を保つのと同様に室内の温度(エネルギー)を保ちたいのなら、気密・断熱性能を高めて穴を塞ぐべきなのに、どんどんエネルギーを注いで増やすことで、温度を保とうとしているわけです。
漏れていくエネルギーがもったいない!ぜひ、穴を塞ぐことに意識を向けてください。
つまり、燃費性能という観点からも、気密・断熱性能を高めることを考えていただきたいです。
次回は、具体的なコストやシミュレーション結果を基に、高気密・高断熱住宅でかなう燃費のいい暮らしについてご紹介していきたいと思います。
今年度があっという間に終わり、もうすぐはじまる新生活、新学年を楽しみにしているお子さんも多いでしょうね!
さて、今日は、「燃費」のお話です。
車だけじゃない!節約を考えるなら「住宅の燃費性能」も大切!
「燃費性能」と聞くと、何を思い浮かべますか? 多くの方は、「車」🚘ではないでしょうか。「住宅」について思い浮かべた人はどれほどいるでしょうか。
私たち日本人は、車を買うときにはその燃費性能について念入りに調べますが、家を建てるときには、住宅の燃費性能を気にする人は、ほぼいません。
しかし、「住宅の燃費性能」を考えることは、とっても大切なことです。
車は3年〜5年程度で買い替える人も多いですが、家を購入する場合は、基本的には30年、50年と住み続けるものですよね。その年月の長さから言っても、車よりもずっと燃費性能を気にするべき買い物ですよね。
この「住宅の燃費性能」は、気密や断熱のレベルに大きく左右されるので、「燃費性能」を意識する際には、「気密・断熱性能」にぜひこだわっていただきたいと思います。
そのことをもう少し詳しくみていきます。
太陽光発電?最新型給湯器?燃費のいい暮らしを送るために
ここでまず、燃費性能の基本的な考え方についてみていきたいのですが、光熱費を下げ、燃費のいい暮らしを送るために、、、と考えた際、日本ではなぜか「省エネ設備の導入」に力を入れてしまいます。
例えば「太陽光発電を載せよう!」とか、「給湯器を最新のもにしよう!」など、省エネになる設備を取り入れがちになります。
設備の分だけコストはかかりますが、「せっかく新築するなら省エネ住宅にしよう。最初に設備投資のお金がかかったとしても、後々の節約になるから」というわけですね。
もちろん、これも正しい考え方で、たとえ最初にコストがかかったとしても、あとあとの省エネで節約できるメリットがあります。
ところが、設備の場合には落とし穴があります。
せっかくお金をかけて設備投資しても、一般的に機械設備は15年程度で更新が必要になってしまいます。残念ながらその時点で、もう無価値になってしまいます。
そしてまた、買い替えで費用がかかってしまう。確かに省エネはできても、長く住み続けて省エネを継続するためには、繰り返し設備投資しなければならないわけです。
燃費性能とコストの両立に最適なのは・・・?!
では、燃費性能を高めるためには、結局はメンテナンスや買い替えを覚悟したうえで機械設備を導入するしかないのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません!設備ではなく、住宅そのものの躯体(床、壁など構造を支える骨組み)性能を高めればいいのです。
それが、高気密・高断熱住宅です。
高気密・高断熱住宅と省エネ設備との耐用年数を比較してみれば、その差は歴然としています。
窓や断熱材の断熱性能や気密性能ももちろんある程度の経年劣化はありますが、機械設備と違って、30年から場合によっては60年以上にわたりその基本性能は維持されます!
初めにコストをかけたとしても、光熱費の削減分でそれを取り返していけるのです♪
もう少し分かりやすく、住宅をバケツにたとえてみましょう。次の図をご覧ください。
もし、穴の空いたバケツの中の水位をあげたいのであれば、どうすればいいと思いますか?もちろん、「B:バケツの穴を塞ぐ」ですよね。
もしこのバケツが、住宅だったらどうでしょうか。そして、水を暖房による熱だとイメージしてみてください。気密・断熱性能を高めない住宅は、穴の空いたバケツと同じです。
そして、その状態のままで一生懸命に部屋をエアコンで暖めたり冷やしたりしても、そのエネルギーは水のように漏れていってしまいますよね。
バケツの水位を保つのと同様に室内の温度(エネルギー)を保ちたいのなら、気密・断熱性能を高めて穴を塞ぐべきなのに、どんどんエネルギーを注いで増やすことで、温度を保とうとしているわけです。
漏れていくエネルギーがもったいない!ぜひ、穴を塞ぐことに意識を向けてください。
つまり、燃費性能という観点からも、気密・断熱性能を高めることを考えていただきたいです。
次回は、具体的なコストやシミュレーション結果を基に、高気密・高断熱住宅でかなう燃費のいい暮らしについてご紹介していきたいと思います。
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