2021.05.26
選択理論体験談#3梶山さん47歳女性
梶山亜矢子さん 東京都在住 47歳 女性
私は子供の頃、母親の暴力の中で育ちました。
殴られ、蹴られ、全身が痣だらけになるほどの暴力をいつも受け、これは厳しい躾だと言われ続けた日々です。
母親を恨み続け、大人になりました。もう二度と親とは会わない…。そう決めて、過ごしておりました。
その中、結婚し、子供が生まれましたが、愛のある家庭を知らない私は、相手を思いやる気持ちが分からず、そのまま離婚。
1歳の息子を抱えてシングルマザーとなりました。
暴力はいけないと分かっていても、結局は、自分も同じ事を繰り返してしまう日々、
厳しく怒っても言う事を聞かなければ、更に厳しく怒る、それでも言う事を聞かないと手が出てしまいます。
泣き叫ぶ息子を見ていて、私も泣きたい程辛く、でも、どうする事も出来ない。
終いには、泣き叫ぶ息子にお布団をかぶせ、「お願いだから泣き止んで!」と叫んだ事もあります。
今、私がしている事がエスカレートしたら、ニュースになってしまうんだ…。そう思った事を覚えています。
そんな時、選択理論に出会いました。
まだ息子は5歳でしたが、これが最後!これをやらなかったら、もう後はないと思いました。
教わった事をひとつずつ実践し、今までの自分のやり方とは違う方法を試しますが、
そう簡単に出来る事ではありませんでした。教えて頂い事は簡単なのに、今までの自分の癖が出てしまい、
正当化し、そして息子に謝る日々でした。
しかし、半年も続けていると、少しずつ親子関係に変化が出てきました。
今までだったら、すぐに怒っていた事が起きても、私の心にゆとりができ、息子を許す事が出来たのです。
すると息子も、私の話を聞いてくれるようになり、更には自らお手伝いや自分の事を率先して頑張ってくれるようになりました。
素直に、ありがとう!愛してる!大好き!と、言える自分になり、親子で遊びに行く日も多くなったのです。
そして、何年も音信不通となっていた実母にも、勇気を出して連絡をしました。
選択理論を学ぶ前は、暴力を振るった母が全て悪いと、決めつけていました。
しかし、選択理論を学び、考え方が変わると、母がどれだけ辛い生活をしていたか?それが、想像出来るようになったのです。
勝手な事ばかりして、ごめんなさい。お母さんの気持ちも知らず、心配かけてごめんなさい。
そう言える事が出来ました。
そこから、実家との関係も選択理論的な関りを続け、母にも選択理論の考え方を伝え、実践すると、実家のみんなにも笑顔が戻り始め、体調不良が続いた父もすっかり元気を取り戻したのです。
力で言う事を聞かせる教育は、日本では当たり前であるから、今、人間関係の問題が大きくなっているのではないでしょうか?
相手を思いやる気持ち、そして愛のある家庭、心安らぐ家族。
選択理論は間違いなく、今の私達に必要な学びだと痛感します。
8歳になった息子が、こう言いました。
「お母さんが選択理論学んでくれて、マジで助かったよ!」
そんな冗談、、、いや、本気のメッセージが私に言える親子関係も、選択理論のお陰です。
全ての方に学んで頂き、虐め差別、虐待のない明るい豊かな社会を作りたいと思います。
【欲求バランス】
生存3、愛・所属4、力5、自由5、楽しみ5
【家族構成】
私、小学生の息子の2人暮らし
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