2018.12.05
あなたをより美しくするフィトケミカル
脳科学的栄養学 No.16
あなたをより美しくするフィトケミカル
野菜が体に良いことは誰でも知っています。
でも、野菜のなにが良いのかといえば、「繊維」と「ミネラル」だけと思っている人も多いのではないでしょうか。
近年の、食品分析技術の進歩で、野菜には繊維質やミネラル分だけでなく、さらに素晴らしい栄養素がたくさん含まれている頃が分かってきています。
みなさんおなじみのリコピンやポリフェノール以外に、免疫力、抗酸化力を高める成分が分かっているだけでも1000以上もあるんですよ(^_-)-☆
ブロッコリのスルフォラファンはがん予防に、
トマトのリコピンはガンとストレス予防に、
カレーに入るウコンにはクミンが豊富、これは脳の老化予防に、
大根のイソチオシアネートは免疫力のアップに、
ブルーベリーのアントシアニンは目の疲労に効果を発揮することは周知のとおりです。
タマネギの硫化アリルはでデトックスに効果的。
私たちのからだには、判明しているだけでもPCBをはじめ、プラスチックや界面活性剤の成分や分解物のビスフェノールAやノニフェノール、フタル酸エステルや、他にも重金属類など有害な環境化学物質が250種類以上見つかっています。
野菜をしっかとることは、こうした環境化学物質の体外への排出促進と、抗酸化能力や免疫力を高めることで、環境化学物質による障害をできるだけ少なくしていくことにも効果が期待されるところです。
今後も研究の進展に伴い次々と新たな知見が報告されてくると思います。
ただし、食品中の個々の栄養成分にこだわるのは日本だけの風潮のようで、国際的には栄養成分を含む食材を丸ごと食べることで栄養効果が期待できるとしています。
ともかく、身近な野菜、果物の中でもとくにフィトケミカルが多く含まれる食品を覚えておくと、外食時などでも安心してメニューを選べますよ。
ファーストフードやコンビニで食品を買う時、居酒屋でおつまみを選ぶ際にも便利、「フィトケミカルが豊富でカロリーが少ないもの」を基準に選ぶようにするのがポイントです。
代表的なフィトケミカルと食品を表にしましたので、できたら覚えてしまいましょう。
知的な食生活の幅が広がっていきますよ(^_-)-☆
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