2018.12.09
「学び直し」ブーム
脳科学的栄養学 No.17
「学び直し」ブーム
最近、書店などで日本史や世界史などかつて学校で受けた授業を、学び直すための書籍が好評だという。
大学などの生涯学習に関する各種講座を受講する白髪交じりの壮年やご婦人の姿も目立つ。
団塊の世代ばかりではなく、就業前の時間を利用して学ぶ朝活や読書会なども盛ん。
「教育・生涯学習に関する世論調査(平成27年 内閣府実施)」によれば、20歳以上の約20%の人が一度社会人を経験した後に大学や、専門学校で学び直しをした経験があると回答している。
学び直しの動機としては
「教養を深めるため」、
「今後の人生を豊かにするため」
とする人が圧倒的。
私が提唱する「脳科学的栄養学®」の視点から、
人が学ぼうとするのは脳神経細胞がもつ三つの本能のひとつの「好奇心」ゆえ。
学び直しで、新たな知識が増すことは、
これまでの経験や体験の意味と価値を高め、
その後の人生をさらに豊かにしていくことにつながります。
特に定年後の学び直しは、新たなことに挑戦するのももちろん価値はありますが、できれば、これまでご自身が育んできた専門知識をフルに生かし、それを基盤にして新たな知見を広めていく学びをお勧めします。
シニア世代になると脳科学的には加齢による自然な脳の機能変化もありますので、全く新たなことにチャレンジするのは脳への負担が大きすぎるからです。
それよりは、これまでの膨大な知識や経験を今度はどこまでも、やさしい言葉でアウトプットしていけるかにつとめてみましょう。
それにより、新たなより良い人間関係が広がり、さらなに人格形成と熟成度を高め、それが人生100年時代を幸せに生ききる最大の力になるからです。
好奇心を失わず脳の本能を満たしていくことで、豊かな人生を選択できるようになります。
これが学び直しの醍醐味。
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