知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その17】~ひでくんのお姉ちゃんたちへ心がけてきたこと②~ | 櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

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櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

2021.12.10

知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その17】~ひでくんのお姉ちゃんたちへ心がけてきたこと②~

皆さんこんにちは。櫻行政書士事務所の補助者で、知的障害を持つアラサーの息子と元気に生きている市木です。

今回はひでくんのお姉ちゃんたちへ心がけてきたことのお話しの2回目です。

前回お姉ちゃんたちにはひでくんについて正直に話してきたと伝えましたが心がけてきたことがもう一つあります。
それは「両親がお姉ちゃんたちに関心があることをアピールする」です。

これについては障害を持つ方の、成人した兄弟姉妹が「両親が障害のある子だけを見ていた」「自分たちには関心がないようだった」「寂しく思った」などと
語られているのを読んだことがあったからです。

どうしてもひでくんには手がかかり、ひでくんが成長しても介護が軽減するということが見込めない中で、「両親がお姉ちゃんたちに関心があることをアピールする」
というミッションを達成するために「無理なくできること」を第一に考え意識しました。

そのなかでも有効かつ無理なくできたのは「挨拶の言葉かけをする」ことでした。
「おはよう」「おかえり」「おやすみ」「ありがとう」などなど。。お姉ちゃんたちそれぞれに言葉かけが出来て、返事の様子でその時々のお姉ちゃんたちの調子も
察することが出来るという「挨拶」はいいことづくめでした。

また、私は家事の中では比較的食事作りに関して負担感が少なかったので、食事やお弁当などのおかずリクエストをお姉ちゃんたちから聞いて、
リクエストされたものは必ず作るようにしました。特にお誕生日の時などはお誕生日の人の好きなメニューを決められるのでお姉ちゃんたちにも好評でした。
約束したメニューは必ず作ると情熱をかけていましたので、今でもお姉ちゃんたちから「お母さんは私たちが言ったメニューは根性で覚えていたよね~」と言われています(笑)

主人も父親として勉強や学校など主に社会生活関係についてのアドバイスをしていました。
特にお姉ちゃんたちが小学6年生の時に、父娘の二人旅<日本の歴史探訪・奈良県神社仏閣巡りツアー2泊3日>をそれぞれ行ったことなどは今でも良い思い出になっているようです。

初めに「両親がお姉ちゃんたちに関心があることをアピールする」と書きましたが
障害を持つひでくんが居ることだけにとらわれることなく、家族全員で「家庭生活」を楽しむことが大事だったのかなと振り返って感じています。

TEL:045-350-9369

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