2021.02.10
知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その12】~「居場所」について~
皆さんこんにちは。櫻行政書士事務所の補助者で、知的障害を持つアラサーの息子と元気に生きている市木です。
今回は「居場所」についてお話ししたいと思います。
「居場所」とは字の通り「自分が居ても良いと思える場所」であり理想としては「居ることで幸福感を得られる場所」であると思います。
元々はひでくんが卒業後の「居場所」をどうしたらよいかという物理的観点から考え始めたことですが、そのうちに「どうすれば心理的にも落ち着く場を得られるか」という心理的観点からも考えるようになりました。
心理的観点からを考え始めたきっかけは、障害をもつお子さんがいる先輩方から成人したお子さんたちのそれぞれのありようを伺ううちに、自分だったらひでくんに成人後どのように過ごして欲しいかを深く追求していったからでした。
「居場所」は物理的なことと心理的なこと両方揃わなければ「居場所」にならないのではないかという結論が私なりに出した答えでした。
それでどうすればよいかということになると、これといった決定打はないなと思いましたがとりあえず、我が家で出来ることとして心掛けたのは「家庭を(私が理想とする)居場所にする」ことでした。
家庭は物理的にはすでに「居場所」の条件を満たしているところですが、ひでくんが心理的に安心して満足できているかどうかを追及しました。
その際、ひでくんは自分の気持ちを言葉に表せないので、家にいて「機嫌よく過ごせているかどうか」が判断基準でした。
面白いことにひでくんが「安心・満足して過ごしているか」の視点で観察していると、「お腹が減った」などのように物理的なことで左右されるのはもちろんの事、「親が自分を理解できているか」どうかで落ち着き方に差があることがわかってきました。
ひでくんの希望通りに物事が進んでいれば笑顔満載ですが、何か思い通りにならないことがあり不穏な声出しや耳たたきなどをしていても「ひでくんは●●がしたいの?」「●●が嫌いなの?」などの周囲からの声掛けが自分の気持ちに合っていたときはそれほど時間をかけずに落ち着きました(これは今でもです)。
ひでくん自身もこれらのことから「自分が心地よいと感じる」ことを体験していたのではないかと思います。
今現在アラサーになったひでくんが通所先を大好きで通っていられる姿を見て、ひでくんが「自分の好きな居場所とはどういうところかを知っている」ことは大切な事だったなと思います。
私の方でも今までのノウハウから「ひでくんがストレスを受けないでいられる方法」「この態度の時にひでくんが訴えたいと思っていること」などを施設の方へ伝えられている事も大きいと思います。
モチロンいまでも「どうしてこの行動をしているんでしょうね~」「わからないですね~」と職員の方と頭をひねっていることも多数ですが。。(笑)
「ひでくんが物理的にも心理的にも心地よい居場所はどういうところだろう」という視点でひでくんを見守っていたことが今につながっているのだと思います。
今回は「居場所」についてお話ししたいと思います。
「居場所」とは字の通り「自分が居ても良いと思える場所」であり理想としては「居ることで幸福感を得られる場所」であると思います。
元々はひでくんが卒業後の「居場所」をどうしたらよいかという物理的観点から考え始めたことですが、そのうちに「どうすれば心理的にも落ち着く場を得られるか」という心理的観点からも考えるようになりました。
心理的観点からを考え始めたきっかけは、障害をもつお子さんがいる先輩方から成人したお子さんたちのそれぞれのありようを伺ううちに、自分だったらひでくんに成人後どのように過ごして欲しいかを深く追求していったからでした。
「居場所」は物理的なことと心理的なこと両方揃わなければ「居場所」にならないのではないかという結論が私なりに出した答えでした。
それでどうすればよいかということになると、これといった決定打はないなと思いましたがとりあえず、我が家で出来ることとして心掛けたのは「家庭を(私が理想とする)居場所にする」ことでした。
家庭は物理的にはすでに「居場所」の条件を満たしているところですが、ひでくんが心理的に安心して満足できているかどうかを追及しました。
その際、ひでくんは自分の気持ちを言葉に表せないので、家にいて「機嫌よく過ごせているかどうか」が判断基準でした。
面白いことにひでくんが「安心・満足して過ごしているか」の視点で観察していると、「お腹が減った」などのように物理的なことで左右されるのはもちろんの事、「親が自分を理解できているか」どうかで落ち着き方に差があることがわかってきました。
ひでくんの希望通りに物事が進んでいれば笑顔満載ですが、何か思い通りにならないことがあり不穏な声出しや耳たたきなどをしていても「ひでくんは●●がしたいの?」「●●が嫌いなの?」などの周囲からの声掛けが自分の気持ちに合っていたときはそれほど時間をかけずに落ち着きました(これは今でもです)。
ひでくん自身もこれらのことから「自分が心地よいと感じる」ことを体験していたのではないかと思います。
今現在アラサーになったひでくんが通所先を大好きで通っていられる姿を見て、ひでくんが「自分の好きな居場所とはどういうところかを知っている」ことは大切な事だったなと思います。
私の方でも今までのノウハウから「ひでくんがストレスを受けないでいられる方法」「この態度の時にひでくんが訴えたいと思っていること」などを施設の方へ伝えられている事も大きいと思います。
モチロンいまでも「どうしてこの行動をしているんでしょうね~」「わからないですね~」と職員の方と頭をひねっていることも多数ですが。。(笑)
「ひでくんが物理的にも心理的にも心地よい居場所はどういうところだろう」という視点でひでくんを見守っていたことが今につながっているのだと思います。
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