知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その16】~ひでくんのお姉ちゃんたちへ心がけてきたこと①~ | 櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

法律にかかわる様々な問題のお手伝いをします。

櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

2021.07.02

知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その16】~ひでくんのお姉ちゃんたちへ心がけてきたこと①~

皆さんこんにちは。櫻行政書士事務所の補助者で、知的障害を持つアラサーの息子と元気に生きている市木です。

これから2回に分けてひでくんのお姉ちゃんたちへ心がけてきたことのお話しをします。

ひでくんには二人のお姉ちゃん達が居ます。
ひでくんは3歳の時に障害の診断を受けましたがそのとき長女は8歳、次女は5歳でした。

正直その時の私は「障害者の親になってしまった‼」という現実にかなり動揺していました。(ご飯がのどを通らないという経験を初めてしました(笑))

お姉ちゃんたちもそんな私をみて心配していたと思います。
私もこれからどのような子育てをしていけば良いのかわからないことだらけでしたが、どうして私が元気がない状態になっているのかをお姉ちゃんたちに話しておかなければと思いました。
そうしなければお姉ちゃんたちが訳の分からないまま不安な気持ちになってしまうと思ったからです。

そこで、お姉ちゃんたちにひでくんが知的障害を伴う自閉症という診断をうけたこと、自閉症とはどのような障害であるかをお医者さんに説明されたことそのままに伝えました。

さすがに5歳の次女は良く理解出来なかった様子でしたが、8歳の長女は「ひでくんが話さなかったのは障害があったからなんだね。理由がわかった。」と言いました。
この時、ここまで理解できるのかと驚き、今までお姉ちゃんなりにひでくんの事を心配していたことに気づきました。

それからは、私がひでくんについて受けた障害の内容の説明とか、何のために訓練しているのかなどすべて正直にお姉ちゃんたちに伝えました。

またお姉ちゃんたちからの「どうしてひでくんは●●のような事をするの?」などの質問にも答えられるだけ答えてきました。
もちろん私にも理解できないことに関しては「お母さんにもわからないわー」とこれまた正直に話しました(笑)
さらにはお姉ちゃんたちの方が理解できていることは私が教えてもらったりしました。

お姉ちゃんたちがそれぞれ独立し、ひでくんんもアラサーになった今振り返ると、ひでくんのことを隠さずお姉ちゃんたちに伝えたことで、かえって何事も隠さず話が出来る家族関係になったのかもしれないなと思いますし、お姉ちゃんたちにも良い影響があったなと思っています。

TEL:045-350-9369

CALENDARカレンダー

  • 2024年04月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

CATEGORY記事カテゴリ

NEW新着記事