知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その14】~「可愛がること」について・その1~ | 櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

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櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

2021.06.04

知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その14】~「可愛がること」について・その1~

皆さんこんにちは。櫻行政書士事務所の補助者で、知的障害を持つアラサーの息子と元気に生きている市木です。

これから「可愛がって育てる」事についてお話ししようと思いますが、「可愛がって育てられた結果」と「どのように可愛がって育てるか」の2回に分けてお話ししようと思います。

今回は「可愛がって育てられた結果」分かったことです。

ひでくんがまだ小さいころ「可愛がって育てれば大きくなってから可愛がられる子になるよ」と言われました。
まだ療育を始めたての3歳~4歳頃に言われた言葉でしたのでその時はイメージがわきませんでした。

その後、ひでくんが8歳の時に入会した障害者団体で沢山の先輩たち親子と触れ合う機会を得ました。
もう成人した障害を持つご本人とご両親が穏やかに過ごしている姿を拝見して、療育の頃に言われた言葉が理解できました。

穏やかに過ごされている先輩方は共通して、ご本人たちを丸ごと、ありのままに受け入れて「可愛がって」おられました。
そのように親の愛情をかけられたご本人さんたちは、人懐っこく、新しい入会者の私にも話しかけたりしてくれました。
もちろんひでくんのように自閉症などでシャイな対応の方もいましたが、他人を拒否することはありませんでした。

「可愛がられて育った子」は大きくなった時に「他人を信頼できる子」になるのだとその時に知りました。

「他人を信頼できる子」は周りの人の言葉を聞く耳があり、言葉を素直に受ける取ることが出来ています。
社会に出てから周りの人と信頼関係を結べることが出来るようになることを「可愛がられる子」と表現していたのだと思いました。

今では「可愛がって育てれば大きくなってから可愛がられる子になるよ」とは障害のあるなしにかかわらず子育ての本質を表現していると感じています。

TEL:045-350-9369

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