2月18日にNHK Eテレでご紹介された横浜子どもホスピス~うみとそらのおうち~へ行ってきました。
「横浜こどもホスピス~うみとおそらのおうち」とは・・・
生命にかかわる病気や状況で治療や療養生活を送るLTCのお子さんとご家族の「家族の時間」を支え地域とのつながりを育むコミュニティ型の通所施設です。
京浜急行金沢八景駅から徒歩15分くらいの所にあります。六浦方面から、平潟湾に流れ込む侍従川の川沿いにあります。
施設の周りは海と公園と川に囲まれ、近くには関東学院大学やモノレールやヨットハーバーが見えます。
のどかな環境の中にあります。
施設の外にあるブランコで近くの子ども達が遊んでいました。
中に入り、目についたのはすべてが夢のある小物たちが揃っているという事です。例えば、これは点滴を必要としている子どもへの点滴スタンドです。
部屋の中にあるブランコは親子で乗れるようになっています。ブランコを初めて乗ったという子どもはうれしさのあまり、涙ぐむそうです。
<マルチチャイルドスゥイングについてHPから抜粋>
ロッキングが人間にどのような影響を与えるのかは、いまだ謎に包まれており、医療機関では古くから研究されてきました。特に、ミュンヘンの子供センター、ハンブルグの大学病院でまたは、スイングが長い間普遍的な運動器具の一部であったシャリテベルリンで。しかし、ブランコには多くの用途があり、横になっているとき、座っているとき、立っているときのブランコの動きが人々の健康と精神に良い影響を与えることは議論の余地がありません。
https://www.die-schaukel.de/de/index.php
この外にあるブランコはなんと1,500キログラムの対応です。
家族でお料理をするためのキッチン。車いすが入れるようになっている。
2階に上がる階段。こんなところにも配慮されている。
階段から見えるのは「そら」
階段から振り向くと「うみ」
2階は木造になっている。
電気のコンセントにも配慮が。和紙で出来ているので柔らかい明かりです。
ベットはパラマウントベット。部屋にはリフトが縦横にあり、楽に移動が出来ます。このまま、お風呂に行くことが出来ます。
お風呂はエアコン付き、床暖房付きです。お風呂というより、遊び場になっているそうです。夏はプールの代わりにもなるそうです。窓からは「うみ」が見えます。
室内での遊び道具の一つにベンツの電動自動車。
ナノミストのサウナもあります。
仙台に子どもホスピスを作ろうと動いているご夫婦は愛娘を白血病で亡くしている。つらい経験から、子どもホスピスを全国に広めようとしている、子どもホスピスの田川代表のビジョンに賛同している。
この部屋は看病で心身ともに疲れている親たちの癒しの部屋です。凄く座り心地が良いです。
窓からは桜が咲いている公園が見えます。
子ども達がトイレに入る時に怖くないように配慮がされています。色もイラストも優しさがふんだんに表れています。
この横浜子どもホスピス~うみとそらのおうち~の利用料は子供一人に対して一家族1,000円です。すべては寄付金と助成金で運営されています。
ボランティア登録が240人だそうで広報活動もボランティアだそうです。
欧米では当たり前のようにある子どもホスピス。日本では大阪と横浜だけだそうです。先にご紹介した仙台の鈴木さんはお嬢さんが白血病と闘ってるとき、何が困ってましたか?との問いに他の兄弟のケアが出来なかったとありました。
ご兄弟のケアさえも満足にできないこの日本。福祉がこれほどまでに遅れる原因は何だろう??
経済と福祉を一緒にするのは無理なのではないか?と。今の日本の福祉問題は厚生労働省だ。しかし、労働問題も厚生労働省。ここに問題があると私は思っている。
■横浜こどもホスピス~うみとそらのおうち~はコチラから
https://www.gurutto-mama-yokohama.com/detail/614/index.html