2022.04.29
投資を始める前に知っておきたい ETFとは?
投資信託の一種であるETF。
「投資信託と何が違うの?」
「そもそも、ETFってなに?」
など、知らない人も知らない人も多いです。
ここではETFの基本を紹介します。
資産運用の選択肢が広がります。
ETFとは?
ETFとは「Exchange Traded Funds」の略。
上場投資信託のことです。
東証株式指数であるTOPIXや、日経平均株価などのインデックスに連動する投資信託を「インデックスファンド」と呼びます。
その中でも、「上場されているインデックスファンド」が「ETF」です。
ETFの特徴は?
投資は、分散投資や長期運用という考え方もオススメの1つですが、
ETFはこの考え方に向いているのでしょうか?
分散投資
ETFは分散投資が可能です。
しかも、国内国外のさまざまな地域や資産に、ETFだけで分散させることもできます。
分散投資することで、一つの銘柄が値下がりしても資産への影響は少なくなり、投資のリスクを軽減できますよ。
仮に自分で東証株価指数に連動する株式投資を行うと、たくさんの銘柄を自分で買うことになり、かなりの資金が必要になります。
一方で、ETFは数万円から少額で投資できるのがメリットです。
長期運用
投資には売買のコストと保有するコストがかかります。
これらのコストにお金がかかると、なかなか利益は増えていきません。
ETFは株の売買や保有しているコストも安く、長期運用に向いているんです。
低コストだと、気軽に長期の投資ができますね。
投資信託と何が違うの?
とはいえ、ここまでは投資信託もETFも仕組みは一緒。
個人投資家から集めたお金を元に、投資の専門家が運用する金融商品です。
上場しているかしていないか
ETFは上場していますが、投資信託は上場していません。
そのため、商品数は投資信託の方が圧倒的に多いです。
値動きのタイミング
ETFは上場しているので、株式投資と同じで取引所が開いているときなら、売買が可能で、リアルタイムに値動きが変動します。
一方で投資信託は価格の更新が1日1回のみで、注文した翌営業日に公表された額で購入することになります。
つまり、注文した時点では、取引の価格はわからないんです。
かといって、これがデメリットかというと、その時の価格変動に気持ちが左右されず、決まった日に自動積立するには適しているといえるかもしれません。
手数料
ETFの方が手数料が安く抑えられていますが、ゼロではないので、注意は必要です。購入金額
ETFも投資信託も、少額投資が可能で、どちらも分散投資に向いています。
しかし購入単位が違います。
ETFは株式投資と同じで、株数によって購入金額が変動します。
一方で投資信託は、あらかじめ購入金額を設定して購入することができます。
つまり「2万円」等の予算を決めて、株を購入できるんです。
今回はETFについて紹介しました。
ETFも投資信託も、それぞれメリットデメリットがあります。
どちらがあなたに向いているのか、知ることで選択できます。
投資を始める際には検討してみましょう。