2022.04.11
成長期の食事 幼児に必要な栄養
1~3歳の幼児期は、体がどんどん成長する大切な時期です。
離乳食が終わり、幼児食になると、好きな食べ物を教えてくれるようになるので、好きなモノをあげがちですよね。
たくさん食べてくれるのはママにとってとても嬉しいけど、子どもの成長のために、バランスを考えたい。
幼児期に必要な栄養について紹介します。
是非参考にして、意識的に取り入れていきましょう。
幼児食は大人と同じで良い?
答えは「NO」。
やっと大変だった離乳食も終わり、「大人と同じものが食べられる!」「準備が楽になる!」と嬉しいママも多いはず。
しかし、幼児食になったとはいえ、まだ内臓は未熟です。
味付けは薄味で。
そのため、大人の料理を取り分ける時は気をつけましょうね。
幼児期に意識したい栄養は?
鉄分
離乳食の時も、母乳で育てている子どもは鉄不足になりやすい、なんて聞いたことありますよね。
鉄は摂取や吸収が難しいにもかかわらず、体内での消費量が多いんです。
だからこそ、意識して取り入れないと、鉄不足になり、貧血になることも。
鉄不足だと身長が伸びない、体調不良などの原因にもなります。
現代の1~3歳の2人に1人は、鉄不足だと言われているので、要注意です。
鉄を摂取するときは、吸収を助けるビタミンCも一緒に摂るのも大切ですよ。
カルシウム
カルシウムといえば、「骨を作る」という方も多いですよね。
しかしカルシウムは骨だけでなく、血液や筋肉、神経の働きにも影響があり、さらに歯を作るためにも、大切な栄養素なんです!
カルシウムは、幼児期の子どもだけではなく、どの世代も不足していると言われています。
子どもと一緒に、ママやパパも摂取することがオススメですよ!
タンパク質
子どもは、大人よりも多くのタンパク質が必要です。
タンパク質の中でも、食事からしか摂取できない必須アミノ酸が重要です。
ただ、必須アミノ酸といわれても、食材思い浮かびますか?
必須アミノ酸は、動物性タンパク質にバランス良く含まれています。
つまり、肉や魚、卵や乳製品などです。
意外と、身近な食べ物に含まれているんですよ。
幼児期に大切にしたい食事のこと
幼児期に必要な栄養以外にも、幼児期は食生活の基礎を築く、とっても大切な時期なんです。
- ・幼児期には、生活リズムを整え、食事の習慣をしっかりつける
- ・好き嫌いを少なくする
- ・食事のマナーを覚える
など、気をつけたいポイントがいくつかあります。
これらのポイントをおさえるために大切なのが、誰かと一緒にご飯を食べる「共食」です。
共食をすることで、規則正しい食生活やマナーが自然と身につき、さらに、バランスの良い食事を摂取するようになるという、子どもの食事にとってメリットがたくさんあります。
栄養素だけでなく、食事をする環境も整えていきましょう。
今回は幼児期に必要な栄養について紹介しました。
この時期は、好き嫌いも増えたり、遊び食べしたりなど、なかなかママの思うようには食べてくれないかもしれません。
意識して取り入れないと、栄養不足になりがちです。
無理強いは禁物ですが、成長が著しい大切な時期なので、うまく工夫して取り入れていきましょうね。