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池畑社長 横浜市の子育て応援者インタビューVol.1

2019.09.30


兄の交通事故がきっかけでこの仕事を知り、資格を取った。兄は2年入院し、リハビリを受けてよくなった。その当時は医療費は低かったし、入院期間も長かったが高齢化が進み、国の負担が大きくなったため、リハビリ途中でも余儀なく退院させられた。その結果、思うように社会復帰が出来ない患者さんを多く見かけた。

池畑さんはリハビリが必要な患者さんが退院してからも安心してリハビリが受けられる施設を建てたいと思い、28歳の時、採用した2名の技術者と共に横浜で立ち上げた。現在までに患者数は延べ600人に及ぶ。昨年は都筑区に横浜一番の床面積を持つ、リハビリテーションを開設した。

当リハビリセンターでは育児中のママ看護師が看護師14名中8名在籍している。そこでオーナーに子育て中のママさんが働きやすい環境について話を伺いました。
 




◆看護師の採用に苦労している企業が多い中、採用できているのは?
子育て中のママが働きやすい会社であると言う口コミ。主婦にとって働きづらい環境を働きやすい環境に転換していった。
 
 


◆働きやすい環境とは?
労働条件⇒就労時間の短縮・休日(土日)・急な休みなどの認めている。又、子供が夏休み期間中の休暇も認めている。

多くの企業は採用の面接時に「急な用事がある時は休めます」とか「長期休暇できます」の条件で入社したが、実際は人不足になると帰れないし、休めない。しかし、池畑さんはその状況になっても子育て中のママには依頼しないそうです。又、仕組みとして解決し、実際に休暇を取ることが出来ている。なので不平不満が起きていない。

◆女性の活用のメリットは?
女性はきめ細かいし、決められた時間で良いパフォーマンスを出します。
 


◆他社との違いは何ですか?
人間関係が良いことと雰囲気が良いことです。スタッフは専門職なので和気あいあいやるというより、専門職としてやるべきことはきちんとやってから退社します。しかし、スタッフ同士のコミュニケーションは取れています。 

◆社会はなぜ、看護師の免許を持っているのに看護師が慢性的にいないのか?
やはり、子育て中のママが働きやすい環境を提供している企業はまだ、少ない。働きづらい環境をどのようにしたら働きやすい環境になるのかを日々、研究している。子供がいるからできない風土を子供がいるから頑張れるという文化にすれば女性が働ける。フルタイムではなく、時間短縮のパートスタッフを複数採用しているのでこの仕組みが生きている。今後もこの時短パートスタッフを増やしていき、更に子育て中のママが働きやすいリハビリテーションとして日本一を目指している。更には企業内保育園も考えている。
 


 

◆編集後記◆

池畑さんのインタビューの中でこれからの女性活用について熱心に語ってくださる姿が印象的でした。ご自身もイクメンで年に一回の家族旅行は沖縄。キャンピングカーを借りての旅行など、家族思いの素敵な社長さんでした。



(池畑社長 この度は貴重なお時間を頂戴し、掲載にご協力して頂き、誠にありがとうございました。)