知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その1】 ~長女に教えられたこと~ | 櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

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櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

2020.01.17

知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その1】 ~長女に教えられたこと~

皆さんこんにちは。
櫻行政事務所で補助者をしている市木と申します。

これから時々このコラムに寄稿させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
私は重度の知的障害を持つ26歳の息子ひでくんの母です。
健常の長女・次女と合わせて3人の子育てをしてきました。
このコラムでは若いお母様向けに、私の子育ての体験の中から心に残っているエピソードや
横浜市の障害児者の情報などをお伝えしていきたいと思っています。
 
まずは心に残っているエピソードからです。

●長女に教えられたこと
重度の知的障害を持つ自閉症のひでくんがまだ幼児のころ、ひでくんの療育に追われていたころのお話です。
私は娘たちにもひでくんの障害の事を隠さず、障害についての説明を娘相手に色々としていました。
その時にまだ小学生だった長女にふと「私にとってひでちゃんは『障害児のひでちゃん』でなくて『弟のひでちゃんに障害があった』ということなんだよね~」と言われました。

「障害児の親になってしまった」という思いから抜け切れずひでくんの障害を改善しなければと療育に邁進していた私には衝撃的な言葉でした。

私はひでくん自身を見ていたのか、ひでくんの障害の事だけを見ていたのではないか。
娘たちはちゃんと「弟のひでちゃん」として向き合っていたのに、と痛感しました。

この時からひでくん自身がどういう子なのかをより見つめるようになった気がします。
「負うた子に教えられ」を実感した出来事でした。

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