知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その3】 ~次女に教えられたこと~ | 櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

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櫻行政書士事務所 行政書士 櫻井正明

2020.04.07

知的障害のアラサーの息子と元気に生きています。【その3】 ~次女に教えられたこと~

皆さんこんにちは。櫻行政書士事務所の補助者で、知的障害を持つアラサーの息子と元気に生きている市木です。
 
前回まで「長女に教えられたこと」のお話をしたので今回は「次女に教えられたこと」のお話をします。
 
【次女に教えられたこと

ひでくんが地域の小学校の個別支援級に入学して1年近くたったころのお話です。

ある時次女がしみじみと「ひでちゃんはいいな~。給食を完食するだけで拍手してもらえるんだよ。」と私に言ってきたことがありました。
ひでくんは1年生次女は3年生でした。

その時私の頭の中には
「次女はひでちゃんの障害を理解していないのか~」
「『ひでちゃんは障害があるんだからあたりまえでしょ』と言っても納得しないだろうな~」
「『(給食の完食が)できなかったのができるようになったから』と説明すると、ひでくんがこれから『できるようになること』はそれほど多くないだろうから(そんなことはありませんでしたが(笑))ひでくんを褒めることが出来無くなるな~、それも困るな~」
という様々な思いがぐるぐるめぐっていました。

答えを待っている次女を目の前にしてひねり出した答えが「ひでちゃんは給食を全部食べられるように頑張ったから拍手してもらったんだよ」でした。

「私も給食全部食べるよ」と言う次女に「でも次女さんは頑張らなくても食べられるでしょ?」というと「そっか~」と納得していました。

この時から我が家の子育て基準は「頑張ることが大事。結果は問わない」になりました。
 
後から考えると「結果」ではなく「努力」を褒めることは、障害があるなしにかかわらずに子どもたちに同じ基準で接することができたこと、お姉ちゃんたちにも「結果」を出さなければいけないと言う様な過剰なプレッシャーを与えずに済んだことなどからお姉ちゃんたちにも良いことだったなと思います。
 
この質問をしたことを次女は覚えていないかもしれませんが私にとっては忘れられない一言です。

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