私の出産体験記 ぐるっとママ代表山本欣子 | 第1回ぐるっとママ懸賞作文

「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

第1回ぐるっとママ懸賞作文

2022.09.04

私の出産体験記 ぐるっとママ代表山本欣子



 
ぐるっとママ代表の山本です。

いつも当サイトを応援していただき、感謝申し上げます。

懸賞作文の締め切りもあと2週間になりました。

私は今年、67歳です。

この作文募集を考えた理由ですが、出産体験を私も子どもたちに伝えていないし、私の母からも聴いてなかったからです。

既に故人になった母からは聴くことが出来ません。

だから、皆さんにお勧めしたいです。この作文の価値は宇宙よりも深いことを。

-----

私の出産体験は私の家出から始まりました。

今から41年前、同居していた姑とうまく行かず、夫の留守中に家を出ました。

苦労知らずの私と夫を早くに亡くし、女で一つで二人の息子を大学まで出した姑とはまるで苦労の度合いが違う。

何から何まで指導されました。朝ご飯はロールケーキ、一汁一菜。寒い冬でもストーブはない。

朝、温かいうどんが食べたいと言えない情けない私。夫は何も言わずに見ているだけ。

辛さのあまり、家出して実家に帰りました。厳格な両親のことだからきっと戻されるだろうと思っていました。ところがすんなり、私を受け入れてくれました。

後にその時のことをあのまま帰したら自殺しそうだったからと母は話していました。 (中略)

あなたがお腹にいる時、神経質で悲観的で笑いもしなかった私。

そんな母をお腹の中からあなたは見ていましたね。私はそんなお腹を撫でながら、おおらかに育つようにといつも祈っていました。

もう昔のことなのにこの事だけは今も忘れていません。

言葉には出していませんでしたが母の願いはそれだけです。

COMMENTコメント

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してぐるっとママ横浜は一切の責任を負いません