2022.03.11
つみたてNISAでよく聞く 長期投資とは
投資を始めようとした時、いろいろと調べていくと、必ず1度は目にする「長期投資」。
これ、投資の基本中の基本なんです。
なぜ長期投資をするとよいのでしょうか。
長期投資がもたらすメリットについて紹介します。
短期投資とは
長期投資を理解するために、短期投資を理解しておきましょう。
短期投資は、数日や数週間の値の動きを見ながら、短期間に売買して利益を出す投資のこと。
日本人にとって投資といえば、こちらのイメージがある方が多いですね。
短期投資は、いわばギャンブルのようなもの。
初心者には難しいですし、初心者でなくとも、失敗するリスクが高いですね。
長期投資とは
一方、長期投資とは、10年から数十年の期間をかけて投資することです。
投資は、長い時間をかけてお金を育てていく事なので、つまり長期投資が基本です。
これは、利益の振れ幅を小さくする効果もあるんですよ。
長期投資は、日々の値動きではなく長期的な視点で、国や企業の将来的な成長を見込んで投資を行うんです。
少しでも長い時間をかけることが大切なので、始めるのが早ければ早いほど、長く、じっくりお金を育てられます。
長期投資のメリット
最大のメリットである複利
長期投資の大きなメリットが「複利効果」です。
複利とは、運用で得た利益をさらに投資に回すので、その結果、利益が利益を生むことになります。
そのため、長期投資は複利効果がさらに大きくなり、利益が大きくなりやすいですね。
これを「雪だるま式に増える」などと言われています。
ちなみに、あの物理学者アインシュタインが「複利は人類最大の発明だ」とまで評したという話もあるほどです。
時間が無くても投資できる
長期投資の場合、日々の値動きをほとんど気にしなくてもよいのが魅力の一つです。
何十年先を見越して投資するので、ずっと、値動きを見ていなくても大丈夫。
むしろあまりみない方が良い、ともいえます。
さらに、売買の回数も少なくてすむので、忙しい人でも、初心者でも、始めやすいんですね。
売買が少ないことにはもうひとつメリットが。
投資には、売買時に手数料がかかることが多いです。
ということは、取引回数が少ない分、手数料も抑えられますよね。
知って備えよう!長期投資の注意点
メリットが多い長期投資ですが、あくまで投資。
投資には少なからずデメリットもつきものです。
長期投資は、長い目で見なければならないので、利益が出るのは数十年後です。
だからこそ、急にお金が増えるわけではないので、増えている実感が日々あまり感じられません。
さらに、必要な時に、利益が出ているとは限らないので、注意が必要です。
価値が上がるときもあれば、下がるときももちろんあります。
確実にまとまったお金が必要な時期がわかっている場合は、貯蓄などで用意しておきましょう。
さらに、長期投資は絶対的に安心というわけではありません。
元本割れの可能性も、もちろんあります。
投資について、分散投資などの知識も併せて学んでおきましょう。
今回は長期投資のメリットについて紹介しました。
気がついている人はまだ多くないですが、もうすでに、投資でお金を育てる時代は来ています。
早いうちからコツコツと始めて、将来に備えていきましょう。