日本は安い? インフレ・デフレとは? | 子育て・お金のアドバイス 加藤理【FP 兼 IFA】

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子育て・お金のアドバイス 加藤理【FP 兼 IFA】

2022.03.18

日本は安い? インフレ・デフレとは?

最近、何かとモノやサービスの値段が上がっていることが、よくニュースでも取り上げられていますよね。
物価が上がると、生活に大きな影響を及ぼします。
生活費のやりくりを見直さなければならなくなりますよね。
このような物の値段に関係する言葉、「インフレ」「デフレ」。
もう一度、これを機会に学び直しましょう。

物価変動はどう決まるのか?

モノの価格を示す「物価」、インフレとデフレの知識は重要です。
モノやサービスの価格はその時の需要と供給のバランスによって決まるのです。
ところでインフレとデフレと言われると、今でも、難しく感じませんか?
「インフレとデフレ、学生の時に学んだけど、よくわからなかった。

「何回聞いても、どっちがどっちかわからない」
なんて方も多いですよね。
今日本がどの状態にあるのか知っておくためにも、見分け方を紹介しますね。

インフレとは

消費者の「商品を買いたい!」という大きな需要があったとします。
しかし、企業が「その商品の在庫、そんなにありません!」という状態が「インフレ」です。
つまり需要に対して供給が少ないので、希少価値でモノやサービスの価値が上がって、物価が高くなります。

デフレとは

消費者は「お金がないから買えない!」状態であるにもかかわらず、企業は「たくさん商品があまってます!」という状態を「デフレ」と言います。
つまり、需要に対して供給が大きいので、モノやサービスの価値が下がり、物価が安くなります。

インフレとデフレ、どちらが良い?

インフレとデフレは、結局、どっちが良いのでしょうか?
モノの値段は安い方が、消費者にとっては嬉しい感じがするので、デフレのほうが良いと思いがちです。
しかし実は、どちらの場合も、極端すぎると経済には悪い影響を及ぼします。

インフレのデメリット

インフレが起こることで、物価は上がり続けます。
つまり、今が、一番安い価格になるので、消費者は買い急ぐことになりますよね。
すると、消費者の「買いたい」と気持ちが高まって、物価はさらに品薄に。
そのためさらに物価が上がっていくんです。
しかし一方で、給料も比例して上がっていくとは限りません。
その結果、どんどん生活が苦しくなっていく場合があります。

デフレのデメリット

デフレでは物価が下がり続けるので、消費者は「今よりも明日、さらにその先の方が安く買えるのでおトク」と考え、買い控えます。
消費者が買うことを先延ばしにすればするほど、企業は値段を下げなければ売れなくなり、どんどん物価が下がっていくのです。
「物が安いって、私たち消費者にとっては、メリットじゃないの?」と思うかもしれません。
忘れてはいけないのが、モノやサービスを提供している企業にも働いている人がいることです。
物価が下がることで、その分収益も下がります。
当然、企業で働く人の給料が増えにくくなるんです。
企業で働く人たちは、消費者でもあります。
その結果、さらに、消費者は買い控えます。
この悪循環から、どんどん抜け出せなくなり、経済活動が縮小、さらに不況に陥ります。
これを「デフレスパイラル」と言います。

今の日本は、デフレ

始めに書いたように、日本は物価が上がっているように感じます。
しかし、世界からみると、日本の価格変動は何十年もほぼ横ばいなんです。
世界ではインフレが急激に進んでいる中で、日本はそのまま。
つまり、世界の価格変化から考えると、比較して日本の物価は下がっているということでもありますね。

今回は、日本の物価を知るために、インフレとデフレについて紹介しました。
言葉の意味を知ることで、テレビやネットニュースなどの見方も広がりますよね。
物価は私たちの生活にも大きく関係してくるので、今の日本の状況を知るためにもぜひチェックしてみてくださいね。

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