自営業・フリーランスは必見!年金を増やせる付加年金 | 子育て・お金のアドバイス 加藤理【FP 兼 IFA】

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子育て・お金のアドバイス 加藤理【FP 兼 IFA】

2021.12.31

自営業・フリーランスは必見!年金を増やせる付加年金

将来年金がもらえるといっても、それだけで足りるのか老後資金への不安な方は多いです。
特に、自営業やフリーランスの人は、年金額も少ないため、他に自分たちで備える必要はあるでしょう。
そんな老齢年金に上乗せできる、「付加年金」ってご存知ですか?
自営業やフリーランスの方は、制度を知って、活用することをおすすめします。

付加年金とは

国民年金第1号保険者、任意加入被保険者の方が、月額400円上乗せして納める保険料です。
上乗せして納めることで、将来受給する年金額を増やせます。これにより、老齢年金の受給額が、一生、増額されるんですよ。
自営業やフリーランスの人は、老齢基礎年金のみなので、老齢厚生年金がある会社員の方よりも年金額が少なくて、明らかに老後資金不足には陥りやすいです。
そのため、老後資金に不安がある方、年金額が少ない方は要チェックですよ。

付加年金の加入対象は?

20歳から60歳までの最大40年間です。
国民年金「第1号」被保険者。つまり、自営業やフリーランス、学生などが対象です。
ちなみに「第2号」被保険者と呼ばれる、会社員や公務員、さらに第2号被保険者に扶養されている家族である「第3号」被保険者は、付加保険料を利用できません。
あくまでも、第1号保険者向けの年金制度なんです。

保険料はどうやって納める?

付加年金は市役所、区役所、町村役場、年金事務所に必要事項を記入する用紙を提出するだけで、手続き完了です。
申し出た月から支払いを始めますが、その納め方は以下の通りです。

  • ・納付書で納める場合は、後日送付されるので、金融機関やコンビニで納付
  • ・保険料を前納で納めている場合も、後日送付される納付書で納付
  • ・普段、口座振替やクレジットカードで納めている場合は、金額が付加保険料込みに。※ただし手続き1ヶ月から2ヶ月は、まだ引き落としの手続きができていないため、納付書にて納めることも

 

付加年金は、かなりお得な制度

自営業やフリーランスの人は、年金額が少ないため、多くの方は老後資金が足りないのが普通です。少しとはいえ増やせる制度は活用すべきですね。
しかも、付加年金でもらえる年金額は『200円×付加保険料納付月数』。つまり払い込んだ額の半分にあたる額が、年金額として加算されるんです。
…と言われると、「半分?なんか損な感じ?」と思いがちですよね。
いいえ。そんなことはありません。むしろ逆!

支払った半額もらえるということは、2年間で元が取れるということですよ!
付加年金の給付は普通65歳からなので、つまり67歳以降は納めた以上のお金が毎月もらえるってこと。
つまり…その後は「丸儲け」ってことになりますよね!
しかも!上述の通り、年金は『一生』受けとることができますよね。
これが、年金のスゴいところ。
ずーっと、丸儲けが続くんです。

ちなみに、付加年金で支払ったお金は、全額所得控除の対象。つまり、税金対策にもなるなんて、加入して損はないですよね!
これ、自営業やフリーランスの人は絶対にやるべき制度だと思いませんか。

デメリットはないの?

64歳より前に亡くなった場合、納めていた保険料は戻ってこないし、 68歳より前に亡くなった場合でも、もらえるとはいえ元が取れずに支払いが終了してしまい、これはソンをしますね。

これを気にして、「やらない」という方もいます。

でも、どうでしょうか。
特に日本人は、最後の瞬間って、きちんと想像したことない方が多いんです。
考えてみると、その時に銀行に残っているお金だって、使い切れないと思いませんか?
明日亡くなる可能性があるとしても、怖くて全部は使えないはず。

つまり、一部だけ切り取って判断はできないんです。
むしろ最近の日本は、毎年平均寿命が延びていて、老後はずいぶん長いと考えるのが現実的。
「早く死んでしまってお金をソンした」なんてことより、「お金がない長生き」の方が大問題だという方が多いのですが、あなたはどうしますか?

今回は付加年金について紹介しました。
人生100年時代、早くからの老後の備えは必要です。
使える制度は難しいので、知りたい方は個別相談で聞いてくださいね。 きちんと論理的に、老後に備えていきましょう。

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