どっち?NISAとつみたてNISA 何が違う? | 子育て・お金のアドバイス 加藤理【FP 兼 IFA】

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子育て・お金のアドバイス 加藤理【FP 兼 IFA】

2022.03.25

どっち?NISAとつみたてNISA 何が違う?

NISAとつみたてNISA、名前は聞いたことあるけれど、何が違うかわからない方も多いですよね。
投資初心者にとっては仕組みもわかりづらくて、どっちが良いか考えているだけで、どんどん投資を始めることから遠ざかっていくのもよくある話です。
少しでも、苦手意識をなくすために、NISAとつみたてNISAの違いを紹介します。

NISAとは

NISA口座を使用し、株式や投資信託などの金融商品によって得た利益が非課税になる制度です。
NISAは5年の間、年間120万円までの投資が非課税になります。
非課税期間、つまり得た利益がそのままもらえるんです。
おトクですよね。
ところで、5年間の非課税期間が過ぎたら、その利益はどうなるんでしょうか?
5年たったらNISAを解約して、やめなければならない? その時に利益が出ているか不安になりますよね。
大丈夫です、安心してください。
非課税期間が過ぎても「ロールオーバー」して、またさらに5年間も非課税で運用し続けられるんです!

つみたてNISAとは?

つみたてNISAとは長期運用に向いている非課税制度です。
なんと非課税期間は20年!
投資先は、投資信託とETFのみ、約200商品だけですが、選ばれた投資信託は、金融庁が指定した比較的無難な、一定の条件を満たしているものしかありません。
手数料も安く、リスクが少ないのも特徴です。
だからこそ初心者も始めやすい制度ですよね。
ちなみに、年間の上限額は40万円で、月額にすると3.3万円ほど。
NISAよりもかなり少ない額になります。
ただ、つみたてするタイミングを設定したら、あとは自動的に購入するのが決まりなので、難しい事を考えず、無難にコツコツと投資できるのは、初心者にはピッタリな魅力ですね。

NISAとつみたてNISAの注意点は?

NISAとつみたてNISAどちらも、始めればよいというものではなく、注意が必要です。
まず、1人につき、1口座しか開設できません。
途中で変更することは可能ですが、毎年NISAかつみたてNISAのどちらかの口座を1つだけしかできません。
また、NISAもつみたてNISAも、非課税の上限があります。
もし、それより少なく投資して非課税枠が余ったら、その余った金額は、翌年には繰り越しはできません。

どっちを選ぶかは、相性次第

NISAとつみたてNISA、どちらを選べば良いのか迷いますよね。
ふたつの違うところといえば、非課税の期間と、非課税枠の上限です。
他に、選ぶポイントとなる違いがあります。

金融商品の取り扱いの幅広さ

NISAの方が取り扱う金融商品が多いのが特徴です。
一方でつみたてNISAでは金融庁が選んだ投資信託だけの取り扱いで、個別株などは購入できません。
そのため、金融商品の選択肢はNISAの方が幅広くなります。
つみたてNISAにある商品は、全てNISAにもあります。

投資のタイミング

つみたてNISAは積み立てするタイミングを設定し、自動で投資先を購入してくれます。
タイミングを選ぶ手間がかかりません。
一方、NISAは同じように積み立てもできますし、自分のタイミングで売買することもできます。
自分で判断したい、タイミングを見計らって売買したい人にとってはNISAということになります。

今回はNISAとつみたてNISAについて紹介しました。
1人1人の投資への知識や経験、投資の目的によっても、どちらを選べば良いかは変わってきます。
是非紹介した違いを参考にして、自分に合った投資への第一歩を踏み出してみましょう。

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